酒の魔力にやられたんだ・・・

草薙剛っつう人が酒に酔って暴れたらしい。今日のテレビも新聞もそれについて言っていたので流行なのであろう。なんか、ファッションに疎い私でもきちんと流行に乗れている気がする。(もう死んでしまったほうがいいくらいの勘違いだが)
お酒は人との歴史の中で深く関わりを持ってきたものだ。宗教の中にも特定のお酒を神聖視するものは沢山ある。(キリスト教で言うワインだとか、神道で言うお神酒とか)だから今までにもお酒と人間は、こうして時には友として、あるときは依存先として、またあるときは敵として付き合ってきた。
だから私は彼の悪事そのものに対しては怒らない。しかし私は世の中の彼に対する甘すぎる雰囲気が頭にくる。どのテレビを見ても、「間違いは誰にでもある。」だとか「いつもはそんなことはしない人だったから、何か悩みでもあったんじゃないか。」とか擁護的なことしか言っていない。そりゃあ間違いは誰にでもある。さっき私もそう言った。だが、それを理解して、それでも責任を追及するのが社会ではないのか。
もし、そこらへんの泥酔おっちゃんが全裸で公園を闊歩し警察に確保されたら、そしてそれがテレビで放送されたら、どうなるだろうか。おそらく困った顔のアナウンサーが「社会のモラルの低下を感じますね。○○さん、どうお思いですか?」とかなんとか訊いて、訳知り顔のおっさんが「もう三十にもなってお酒との付き合い方も解らないとは迷惑千万。こういうのは厳罰に処さないといけませんね。」とか言うのであろう。そして、「もし子供がいたら」とか「人に襲い掛かっていたら」とか過剰なIF論を持ち出して、そのおっちゃんの人格も知らないで、さも彼が社会の敵であるような言い方をするのだろう。テレビは草薙のときもそれをやったか?やっていないだろう。
もうひとつ頭に来たことがあった。鳩山だ。一度言ったことなんだから筋を通せばいいじゃないか。もし、人気が落ちろと思って発言を撤回したというならば、それは逆効果だったと私は思う。芸能人たった一人の批判もできないような男がこの日本という国を引っ張っていけるか?答えはノーだ。まぁ、あいつは郵政のことで最近調子に乗っていた節もあったから、ざまあみろ、と言いたいとこでもあるのだが。
芸能人の身内擁護意識、過熱しすぎなファン、もういやになることばっかりだ。担当になってしまった警察官の方には「おつかれさま。」と、いいたい。

5月1日に The Last Guy のディスク版体験イベントがあるらしい。行きたいなぁ。タイトルは塊魂の挿入歌、「つよがり魂」から。